Excelで数式の中括弧{}の意味とは?

Microsoft Excelで数式に「中括弧{}」が使用されていて、この中括弧{}は一体数式においてどういう意味を持っているのか気になったことはありませんか?データを確認してみると、数式がこの中括弧{}で囲われているけどどうやって囲むのか分からない方もいらっしゃるかと思います。
この中括弧{}は、「配列数式」に使用するための記号となります。配列数式の「配列」とは複数のセルの集まりのことを指しています。そして配列数式とは「配列を対象にして一つの数式を作成する式」のことを指しています。配列数式の入力時に「Ctrlキー+Shiftキー+Enterキー」を押すことから、各キーの頭の文字を取って「CSE形式」とも呼ばれることがあります。つまり、中括弧{}で囲われている数式は配列数式になっていると覚えればOKです。
Excelで数式の中括弧{}の使い方

それでは、Excelで数式の中括弧{}の使い方を説明していきます。中括弧{}を使うために配列数式を作成してみましょう。画像の例では、単一セルの配列数式を使用します。「合計」を出力したいセルに「=SUM(B3:B5*C3:C5)」と入力して「Ctrlキー+Shiftキー+Enterキー」を同時押ししてみましょう。

これで、配列数式を使用して合計値を求めることができました。一つの数式だけで複数範囲の合計値を求めることができているので、便利です。そして数式を確認すると「{=SUM(B3:B5*C3:C5)}」と入力されており、中括弧{}で囲われていることが確認できます。

こちらの画像例は応用で、「商品」列が「チョコレート」の場合に「価格」列に入力されている価格を合計して出力しようとしています。このケースでは「=SUM(IF(B2:B9="チョコレート",D2:D9,0))」と入力して、「Ctrlキー+Shiftキー+Enterキー」を同時押ししています。

これで、チョコレートの行のみの価格合計を出力することができました。もちろんこちらの数式も中括弧{}で囲われています。
注意点ですが、配列形式はどの関数でも使用できるわけではありません。一例として、「AND関数」・「OR関数」・COUNTIF関数」・「DSUM関数」・「RANK関数」・「SUMIF関数」などの関数においては配列数式を使用することはできないので注意しましょう。これらの配列形式が使用できない関数に対して「Ctrlキー+Shiftキー+Enterキー」を押しても中括弧{}で囲われることはありません。エラーになってしまいます。