Excelで複利計算を行いたい

Microsoft Excelで、複利計算を行いたいと思ったことはありませんか?金融商品の取引を行い資産を増やしたいと思った場合は、事前に計算して今後資産がどう増えていくのかを把握することが大切になります。
一定期間に発生する利息を元金に加えて、次に利息が発生する際に元利金を元金として利息を計算する方法である「複利計算」をExcel上で行いたい場合、どうやればいいのか分からないユーザーの方も少なくないと思います。複利計算は多少ややこしいですが、一つずつ計算して表にすることで分かりやすくすることが可能ですよ。この記事では、Excelで複利計算を行う方法をご紹介していきます。
Excelで複利計算を行う方法
初期投資額を複利で運用する場合の計算式

それでは、初期投資額を複利で運用する場合の計算式を説明します。初期投資額を福利で運用する場合の計算式ですが、「利息額=年初残高*利回り%」にて計算することができます。
- 1年目の利息=初期投資額x利回り%
- 2年目の利息=(初期投資額+1年目の利息)*利回り%=1年目の年末残高*利回り率
- 3年目の利息=(初期投資額+1年目の利息+2年目の利息)*利回り%=2年目年末の残高*利回り
- 1年後の残高=初期投資額*(1+利回り%)
- 2年後の残高=初期投資額*(1+利回り%)^2
- 3年後の残高=初期投資額*(1+利回り%)^3
初期投資額+積立の計算式
初期投資額に毎月の積立投資をする場合の計算式ですが、「初期投資額*(1+月利回り%)^積立期間(月数)+月間積立額x{(1+月利回り)^積立期間(月数)-1}/月利率」となります。これは前半部分が初期投資額の増額分である「=初期投資額*(1+月利回り%)^積立期間(月数)」と後半部分が毎月の積立残高である「=月間積立額x{(1+月利率)^積立期間(月数)-1}/月利率」を足している計算式となります。
FV関数を使用して複利計算を行う
せっかくExcelを使用しているのだから、関数を使用して複利計算はできないのか?と思うユーザーの方もいらっしゃるかと思います。Excelでは財務関数の一つ・「FV関数」を使用することで数年後の残高の計算を行うことができますよ。FV関数で月々の積立を行うことを想定した場合の計算式は
- =FV(月利率,期間(月数),-積立額,-初期投資額)

画像の表の例で、10年後の年末残高を確認するには「=FV(C2/12,A6*12,-B2,-A2)」と計算を行います。期間でA6セル(10年)を指定しているので、10年後の残高がこれで表示されます。

計算結果が表示されました。手動で計算を行ったB6セルの「10年後の年末残高」と同じ数値が出力されていますよね。これで、FV関数を使用して正しく複利計算を行うことができました。