拡張子「.vtt」のファイルとは?

「.vtt」のファイルをブラウザで開いてみると、中身がそのまま文字で表示されました。1行目に「WEBVTT」とあり、その下に「00:00:00.500 --> 00:00:03.000」のような時刻と、その間に画面へ出すセリフが続いています。
拡張子「.vtt」のファイルは、「WebVTT(Web Video Text Tracks)」という形式の字幕ファイルです。動画のどの時間にどのセリフを出すかを上から順に書き並べただけのテキストで、Webページに載せる動画の字幕に使われています。Zoomのクラウド録画をダウンロードしたときに付いてくる文字起こしのファイルも、このVTT形式です。
名前の似ている「.srt」は、SubRip(サブリップ)という字幕ソフトから広まった別の形式です。中身はよく似ていますが、VTTは1行目に「WEBVTT」が必要で、時刻のミリ秒の前もSRTのカンマではなくピリオドになっているので、拡張子を書き換えただけでは読み込めないソフトもあります。
VTTファイルを開く方法
セリフを読むだけなら、テキストエディタで開けば十分です。Windowsならファイルを右クリックして「プログラムから開く」→「メモ帳」を選びます。Macは右クリックの「このアプリケーションで開く」から「テキストエディット」を選ぶと、上の画像と同じように時刻とセリフが表示されますよ。
動画に字幕として表示する
動画と合わせて字幕を出したいときは、VLCメディアプレーヤーのような再生ソフトに字幕ファイルとして読み込みます。VLCで字幕ファイルを追加する手順は、SRTの作り方を説明した記事で紹介しています。

Webページに動画を載せる場合は、HTMLの<track>タグでVTTファイルを指定すると、再生に合わせて字幕が表示されます。試しにブラウザで字幕を重ねてみると、「align:start」を付けた字幕は左に寄り、「<v 店員>」と書いた話者の名前は画面に出ませんでした。
反対に、同じ動画にSRTファイルを<track>で指定してみたところ、字幕は1つも表示されませんでした。ブラウザの動画で使えるのはVTTのほうなので、SRTしか手元にないときは先にVTTへ変換しておきましょう。
SRTに変換したい場合
動画編集ソフトの中には、読み込める字幕がSRTだけというものもあります。メモ帳で「WEBVTT」の行を消し、時刻のピリオドをカンマに直して番号を振れば手作業でも変換できますが、セリフが何百行もあると現実的ではないですね。
Apricoにも、VTTとSRTをブラウザ上で相互に変換できるツールがあります。ファイルを入れるとセリフの一覧が表示され、「SRTで保存」を押すとSRTに直したファイルが保存されます。

VTTを読み込んだところです。SRTには位置の指定や話者名を書く決まりがないため、「align:start」や「<v 店員>」は外れて、セリフだけが残ります。
数行だけ直したいならメモ帳、セリフが多いならツール、と使い分けると楽ですね。